インビザライン・コラボ矯正は、インビザラインによるマウスピース矯正の前に補助的に裏側や表側(ホワイト)などのワイヤー矯正を組み込む当院独自のインビザラインのオプション治療です。
インビザラインなどのマウスピース矯正では苦手な歯の動きをワイヤー矯正でおこなうことによって、より効率的で短期間で矯正治療をおこなえます。
インビザラインのマウスピース矯正では、マウスピースが確実に歯をコントロールできるようにアタッチメントを歯に付けます。
しかし、上の前歯にアタッチメントを付けるのを嫌がる患者様もいます。
そのような患者様には裏側矯正の後にアタッチメントはナシでインビザラインに移行します。
インビザラインでは、小臼歯を抜歯するか非抜歯かはマウスピース矯正を始める前に決めなければいけません。
しかし、インビザラインに限らず実際に矯正歯科の現場では、抜歯・非抜歯の判断が微妙な場合がございます。
インビザライン・コラボ矯正では最初に数カ月~1年まずは非抜歯で矯正治療を進めることによって横顔のE-lineなどから抜歯・非抜歯を判断してインビザラインに移行することができます。
インビザライン・コラボ矯正は組み合わせるワイヤー矯正によって
1.裏側矯正×インビザライン
2.ハーフリンガル×インビザライン
3.ホワイト表側×インビザライン
がございます。
2.ハーフリンガル、3.ホワイト表側とのコラボならインビザラインの単独矯正と同じ料金でおすすめです。
【料金】
非抜歯: 880,000円(税込)
小臼歯抜歯:935,000円(税込)
検査料・調整費・リテーナー込み
非抜歯: 825,000円(税込)
小臼歯抜歯:880,000円(税込)
以下で解説する症例はマウスピース矯正では苦手な歯の動きが必要で、ワイヤー矯正の方が効率的で短期間になります。
八重歯が高い位置にある症例では引っ張り下ろしてくる必要があります。しかし、マウスピース矯正は上下に大きく歯を移動させることは苦手なので、ワイヤー矯正で引っ張り下ろす方が効果的です。
下の前歯の位置が高く咬み合わせが深い症例では、歯を骨がある歯茎に押し込める必要があります。しかし、この動きは骨があるためワイヤー矯正でも難しく、S字に波打った形状のワイヤーを使用します。咬み合わせの高さが平坦になればインビザラインに移行します。
マウスピース矯正は前歯を大きく左右に傾ける動きは苦手です。このような症例ではワイヤー矯正で前歯を起き上がらせてからインビザラインに移行します。
上の前歯の裏側(口蓋)は骨が固く、歯が移動しにくい箇所です。ここに歯が位置している場合はマウスピースでは歯の動きが鈍いので、ワイヤー矯正で前に出した方が効率的です。その後インビザラインに移行します。
下の前歯の周囲は骨が固く、歯が移動しにくい箇所です。ここに歯が位置している場合はマウスピースでは歯の動きが鈍いので、ワイヤー矯正で前に出してからインビザラインに移行します。